三草藩陣屋
三草藩武家屋敷・旧尾崎家住宅1棟 江戸時代中期の寛保2年(1742)、丹羽薫氏は播磨国加東・加西・多可郡と美嚢郡内で禄高1万石の三草藩を成立させ、この地に陣屋を構えました。尾崎家は藩の大目付であった30石取りの藩士・尾崎弥一郎の後裔です。住宅は、一部に拡幅が見られるほかは改変が少なく、正面の式台まわりなどに昔の武家屋敷の面影が良く残っています。また、屋敷門、土塀、納屋井戸端などからも江戸時代終りごろの武家生活が偲ばれます。